1級建築施工管理技士 実施試験の記述問4は、「仕上げ工事(記述式問題)」「仕上げ工事(記述式問題)」二つのテーマがメインです。
繰り返し出題されています。
自身の建築工事の体験を工事概要に記述し、事例と行った理由を述べる形式です。
この記事では、
- 【1級建築施工管理技士:実地試験】問題4 出題・解答例 「仕上げ工事(記述式)」
- 【1級建築施工管理技士:実地試験】問題4 出題・解答例 「仕上げ工事(正誤式)」
の2つを紹介します。
また、1級建築施工管理技士 実施試験のまとめサイトも役に立つと思います。
以下から参照していただけると幸いです。
【1級建築施工管理技士:実地試験】問題4 出題・解答例 「仕上げ工事(記述式問題)」
①防水工事
屋上アスファルト防水保護層の平場部の工事における施工上の留意事項を2つ、具体的に記述しなさい。
H28年度一級施工管理技士 【問題3】
ただし、保護層の仕上げはコンクリート直均し仕上げとする。
屋上アスファルト防水保護層の平場部 |
① |
ルーフィングは水下側から水側に貼り進める |
② |
重ね継ぎ幅は100mm以上とる。 |
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③ |
穴あきルーフィングは、砂付き面を下向きにする。 |
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④ |
明日ファルトルーフィングの貼り付けは千鳥貼りとする。 |
②タイル工事
鉄筋コンクリート造の内壁モルタル下地面への有機系接着剤によるタイル後張り工法における、施工上の留意事項を 2つ、具体的に記述しなさい。
H28年度一級施工管理技士 【問題3】
ただし、ユニットタイル張りに関する記述は除くものとする。
有機系要塞によるタイル後張り工法 |
① |
接着剤の塗り付け面積は、3m2以内とし、かつ30分以内で貼り終える面積とする。 |
② |
ドライアウト防止のため、下地吸水調整剤を接着剤を塗る前に施工する。 |
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③ |
接着剤は、金鏝等を用いて平坦に塗布したのち所定の櫛目ゴテを用いる。 |
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④ |
櫛目を立てて接着剤を塗りつけて貼り付ける場合は、裏足に対して直行又は斜め方向に櫛目を立てる。 |
壁のタイル張り下地モルタル面に、陶磁器質タイル(小口タイル)を密着張りで張るときの施工上の留意事項を 2 つ具体的に記述しなさい。
H24年度一級施工管理技士 【問題3】
ただし、下地の調整亜張付けモルタルの調合、タイルの割付けに関する記述は除くものとする。
小口タイルの密着張り |
① |
張付けモルタルの1回の塗りつけ面積の限度は2m2以下とし、かつ20分以内に貼り終える面積とする。 |
② |
貼り付けは上部より下部には張り進める |
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③ |
木槌の代わりにタイル張り用振動機を用いて衝撃を与えて張っていく |
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④ |
貼り付けモルタルの塗り厚さは、5~8mm。 |
③左官工事
内装床の張物下地のセルフレベリング材塗りにおける施工上の留意事項を2つ、具体的に記述しなさい。
H28年度一級施工管理技士 【問題3】
ただし、セルフレベリング材は固定プラント式のスラリータイプとし、専用車両で現場まで輸送供給されるものとする。
セリフレベリング材塗り |
① |
セルフレベリング施行中、風通しをよくしない。 |
② |
仕上げは人に手を使わず、自然にまかせる。 |
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③ |
標準塗り暑さは10mm程度とする。 |
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④ |
下地コンクリート打ち込み後、1ヶ月以上の感想時間を経過してからセルフレベリングを施工する |
④屋根工事
鉄骨屋根下地に金属製重ね形折板葺きとするときの施工上の留意事項を 2 つ、具体的に記述しなさい。
H26年度一級施工管理技士 【問題3】
金属重ね形折板葺き |
① |
折板は山ごとにタイトフレームを固定する |
② |
金欠ボルトの感覚は600mm程度。 |
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③ |
変形防止材を取り付ける際は、長さを折板の3山以上、間隔は1200mmいかとする。 |
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④ |
タイトフレームは受け梁に隅肉溶接で固定する。 |
⑤金属工事
鉄筋コンクリート造建物(階高4m程度)に、間仕切壁の軽量鉄骨下地を取り付けるときの 施工上の留意事項を 2 つ具体的に記述しなさい。ただし、施工箇所の点検、修正及び墨出しに関する記述は除くものとする。
H24年度一級施工管理技士 【問題3】
軽量鉄骨下地の取り付け |
① |
スペーサーは、各スタッドの端部を押さえ、間隔を600mm程度に留め付ける。 |
② |
下地梁のある場合(ボード二枚張り)、スタッドの間隔は450mm程度。 |
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③ |
下地張りのない場合(ボード一枚張り)ではスタッドの感覚を300mm程度。 |
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④ |
スタッドを上下ランナーに差し込み、半回転させて取付ける。 |
⑥建具工事
鉄筋コンクリート造建物のアルミサッシの枠回り目地に、2成分形変成シリコーン系シーリング材を充填するときの施工上の留意事項を2 つ具体的に記述しなさい。
H24年度一級施工管理技士 【問題3】
2成分変成シリコーン形シーリング材の充填 |
① |
2成分系のシーリング材の練り混ぜは、可使時間に使用できる量で1缶単位で行う。 |
② |
2成分系のシーリング材の基剤および硬化剤の配合割合は製造所の指定するものとする |
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③ |
シーリング材の打ち継ぎは、目地の交差部および角部を避けて行う。 |
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④ |
プライマー処理を十分に行う。 |
⑦塗装工事
外壁コンクリート面に防水形合成樹脂エマルション系複層仕上塗材(防水形複層塗材E)を 用いて外装仕上げとするときの施工上の留意事項を2つ、具体的に記述しなさい。
H26年度一級施工管理技士 【問題3】
⑧内装工事(壁)
室内天井せっこうボード下地へのロックウール化粧吸音板張り工事における施工上の留意事項 を 2 つ、具体的に記述しなさい。
H28年度一級施工管理技士 【問題3】
ただし、下地材の調整、開口部補強及び張付け後の養生に関する記述は除くものとする。
ただし、被着面の確認及び清掃、充填後の養生に関する記述は除くものとする。
ロックウール化粧吸音板貼り |
① |
下地と仕上げのジョイント部が重ならないようにする。 |
② |
目違いや不陸が起こらないように張る。 |
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③ |
接着剤を主とし、必要に応じて小ネジ、くぎ、タッカーによるステープルを併用してはる。 |
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④ |
貼り付けは中央から周辺に向けて進める。 |
せっこうボード下地に壁紙を直張り工法で張るときの施工上の留意事項を 2 つ、具体的に 記述しなさい。
H26年度一級施工管理技士 【問題3】
石膏ボード下地の壁紙を直張り |
① |
接着剤の乾燥が遅いので、十分な養生期間をとる |
② |
下地の凹凸を修正する。 |
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③ |
壁紙の貼り付けは完了後は室内の急激な乾燥を避ける。 |
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④ | 巻いた壁紙は、癖がつかないように立てて保管する。 |
⑨内装工事(床)
内装床工事において、ビニル床シートを平場部に張り付けるときの施工上の留意事項を2つ具体的に記述しなさい。
H24年度一級施工管理技士 【問題3】
ただし、下地の調整・補修、張付け後の清掃に関する記述は除くものとする。
フローリングボード又は複合フローリングの釘留め工法 |
① |
根太あたりの雄材の付け根から隠し釘留めとする。 |
② |
隣接する継ぎ手は150mmとする |
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③ |
しゃくり、さね肩等を損傷しないようにする。 |
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④ |
幅木のしたは隙間をあける。 |
木製床下地にフローリングボード又は複合フローリングを釘留め工法で張るときの施工上の留意事項を 2 つ、具体的に記述しなさい。
H26年度一級施工管理技士 【問題3】
ただし、下地又は張付け後の養生に関する記述は、除くものとする。
ビニール床シートの平場部への張り付け |
① |
シート類は、長手方向に縮み、幅の方向に伸びる性質があるので長めに切断し、24時間以上放置してマキぐせをとり、馴染むようにする。 |
② |
溝は、長さを床シート厚さの2/3程度とし、V字形又はU字形に均一な幅とする。 |
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③ |
シート類の貼り付け後は、表面に出た余分な接着剤を拭き取り、ローラー等で接着面に気泡が残らないように圧着する。 |
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④ |
溶接完了後、溶接部が完全に冷却したあと余盛を削り取り平滑する。 |
【1級建築施工管理技士:実地試験】問題4 出題・解答例 「仕上げ工事(記述式問題)」
①防水工事
ゴムアスファルト系塗膜防水材には、手塗りタイプと吹付けタイプがあり、手塗りタイプにはゴムアスファルトエマルションだけで乾燥造膜するものと硬化剤を用いて反応硬化させるものがある。また、吹付けタイプには、乾燥造膜や反応硬化によるものの他に、専用吹付機を用いてゴムアスファルトエマルションと凝固剤を交互(同時)に吹き付けて、凝固・硬化を促進させ防水層を形成させるものがあり、鉄筋コンクリート造の地下外壁の外防水等に用いられる。
H27年度一級施工管理技士 【問題3】
密着保護仕様のアスファルト防水において、一般平場部と立上り部又は立下り部で構成する出隅・入隅は、平場部のルーフィング類の張付けに先立ち、幅 300 mm 程度のストレッチルーフィングの流張りで均等に増張りする。 屋根にプレキャストコンクリート板を使用する場合、プレキャストコンクリート板の継手目地部は、平場部のルーフィング類の張付けに先立ち、両側のプレキャストコンクリート板に 40 (100)mm 3程度張り掛る幅のストレッチルーフィングを用いて、絶縁増張りをする。
H25年度一級施工管理技士 【問題4】
ルーフドレンは、下地、設置箇所及び防水種別に応じた所定の管径のものを用い、防水層の張かけ幅及び塗りかけ幅が 50 mm 程度以上確保できる形状とする。また、下地がコンクリートとなる場合は、ルーフドレンはコンクリート打設前に先付けすることを原則とする。取付けに際しては、ルーフドレンのつばの天端レベルを周辺コンクリート天端より約 30 〜 50 mm 上げ(下げ)、コンクリート打設時の天端ならしでドレンに向かって斜めにすりつけを行う。
H21年度一級施工管理技士 【問題4】
改質アスファルトシート防水の常温粘着工法において、粘着層付改質アスファルトシートの張付けは、シート相互の重ね幅が長手茜幅方向とも 50 (100)mm 以上であること及び原則として水上側のシートが水下側のシートの上になることを確認した後、シート裏面のはく離紙を剥がしながら転圧ローラーなどで平均に押し広げて転圧し密着させる。
H21年度一級施工管理技士 【問題4】
②石工事
張り石工事の内壁空積工法は、高さ 4 m 以下の壁の場合に適用され、一般に最下部の石材の取付けは外壁湿式工法に準じて行い、一般部の取付けは、下段の石材の縦目地(横目地)あいばに取り付けた、だぼに合わせて目違いのないように据え付け、上端をステンレス製の引き金物で緊結する。また、引き金物と下地の緊結部分は、石裏と下地面との間に 50 × 100 mm 程度に取付け用モルタルを充填して被覆する。
H21年度一級施工管理技士 【問題4】
③タイル工事
タイルを壁の下地モルタル面に、改良圧着張り工法にて張り付ける場合、下地に適当な水湿しを行い、機械練りした張付けモルタルを2層塗りし、タイル裏面全体に張付けモルタルを塗り付け直ちにたたき押えをして張り付ける。一度に張り付ける面積は3(2) m2 以下とする。
H25年度一級施工管理技士 【問題4】
50二丁ユニットタイルのマスク張りは、ユニットタイルの裏面に厚さ4mm程度のマスク板をあてがい、ゴムごて(金ごて)を用いて張付けモルタルを一定の厚さに塗り付けた後、直ちに壁面にユニットタイルを張り付け、目地部に張付けモルタルがはみ出すまでタイル表面からたたき板で十分たたき込みを行う。
H21年度一級施工管理技士 【問題4】
陶磁器質タイル張りにおいて、まぐさ、庇先端下部など剥落の恐れが大きい箇所に小口タイル以上の大きさのタイルを張る場合、剥落防止用引金物として、径が 0.6 mm 以上のなまし鉄線(なましステンレス鋼線)をタイルに取り付け、引金物を張付けモルタルに塗り込む。なお、張り付け後は、必要に応じて受木を添えて 24 時間以上支持する。
H23年度一級施工管理技士 【問題4】
④左官工事
鉄筋コンクリート造のセメントモルタルによる外壁タイル後張り工法における引張接着強度検査は、施工後2週間以上経過した時点で引張接着試験機を用いて行い、引張接着強度と破壊状況に基づき合否を判定する。
H27年度一級施工管理技士 【問題4】
下地がモルタル塗りの場合の試験体は、タイルの目地部分を下地モルタル(コンクリート)面まで切断して周囲と絶縁したものとし、試験体の数は、100 m2 以下ごとに1個以上、かつ全面積で3個以上とする。
セメントモルタル塗りの表面仕上げには、金ごて仕上げ、木ごて仕上げ、はけ引き仕上げの他くし目引き仕上げがあり、その上に施工する仕上げ材の種類に応じて使い分ける。金ごて仕上げは、塗装仕上げや壁紙張り仕上げなどの下地面に用い、はけ引き(木こて)仕上げはセメントモルタルによるタイル後張り工法の下地面に用いる。
H27年度一級施工管理技士 【問題4】
内装の床張物下地をセルフレベリング材塗りとする場合、軟度を一定に練り上げたセルフレベリング材を、レベルに合わせて流し込む。流し込み中は、できる限り通風を良くして(なくして)作業を行う。施工後の養生期間は、常温で7日以上、冬期間は 14 日以上とし、施工場所の気温が5°C以下の場合は施工しない。
H25年度一級施工管理技士 【問題4】
左官工事における吸水調整材は、モルタル塗りの下地となるコンクリート面等に直接塗布することで、
H21年度一級施工管理技士 【問題4】
下地とモルタルの界面に厚い(薄い)膜を形成させて、モルタル中の水分の下地への吸水(ドライアウト)による付着力の低下を防ぐものである。吸水調整材塗布後の下塗りまでの間隔時間は、一般的には1時間以上とするが、長時間放置するとほこり等の付着により接着を阻害することがあるので、1日程度で下塗りをすることが望ましい。
仕上げ材の下地となるセメントモルタル塗りの表面状態は、金ごて仕上げ、木ごて仕上げ、吹付け(はけ引き)仕上げ及びくし目引きがあり、その上に施工する仕上げ材の種類に応じて適用が異なる。金ごて仕上げは、一般塗装下地、壁紙張り下地、防水下地の仕上げとして、木ごて仕上げは、内装接着剤張り以外のタイル張り下地の仕上げとして適用できる。
H23年度一級施工管理技士 【問題4】
内壁を内装合成樹脂エマルション系薄付け仕上塗材仕上げとする場合、下地のセメントモルタル面を金ごて又は木ごて仕上げとする。吹付け塗りとするときは、下地面に対して直角に吹き付けられるように、スプレーガンのノズルは、やや下向き(上向き)に保ち、一様に吹き付け主材2回塗りとする場合の工程内間隔時間は、2時間以上とする。
H25年度一級施工管理技士 【問題4】
⑤屋根工事
鋼板製折板葺き屋根におけるけらば包みの継手位置は亜端部用タイトフレームの位置よりできるだけ離す(近づける)方がよい。また、けらば包み相互の継手の重ね幅は60 mm 以上とし、当該重ね内部に不定形又は定形シーリング材をはさみ込み、ドリリングタッピンねじ等で締め付ける。
H27年度一級施工管理技士 【問題4】
鋼板製屋根用折板葺きにおいて、タイトフレームは、受け梁にアーク溶接で取り付ける。 溶接は、タイトフレームの底部両側を部分溶込み(隅肉)溶接とし、溶接サイズは、タイトフレームの板厚と同寸法とする。また、溶接後はスラグを除去し、溶接部分及びその周辺に防処置を行う。
H23年度一級施工管理技士 【問題4】
長尺金属板葺の下葺のアスファルトルーフィングは、軒先と平行に敷き込み、軒先から順次棟へ向かって張り、隣接するルーフィングとの重ね幅は、短辺部は 200 mm 以上、長辺部は 100 mm 以上 とする。金属板を折曲げ加工する場合、塗装又はめっき及び地肌にき裂が生じないよう切れ目を入れて(入れずに)折り曲げる。金属板を小はぜ掛けとする場合は、はぜの折返し寸法と角度に注意し、小はぜ内に 3〜6mm 程度のすき間を設けて毛細管現象による雨水の浸入を防ぐようにする。
H25年度一級施工管理技士 【問題4】
⑥金属工事
屋内の軽量鉄骨天井下地の吊ボルトは、間隔を900 mm 程度とし、周辺部は端から300(150)mm 以内に鉛直に取り付ける。
H27年度一級施工管理技士 【問題4】
また、下地張りのある場合の野縁の取付け間隔は、360 mm 程度とする。
軽量鉄骨壁下地の施工において、軽量鉄骨天井下地にランナーを取り付ける場合、ランナーと天井下地材の野縁が直角の場合には、ランナーを野縁受け(野縁)に、各々間隔 900 mm 程度にタッピンねじの類又は溶接で固定する。また、ランナーを上部鉄骨梁に取り付ける場合は、先付け金物を梁に溶接しておき、梁の耐火被覆等の終了後にランナーを取り付ける。
H23年度一級施工管理技士 【問題4】
⑦建具工事
防火区画に用いる防煙シャッターは、表面がフラットでガイドレール内での遮煙性を確保できるインターロッキング(オーバーラッピング)形のスラットが用いられる。また、まぐさに設ける遮煙機構は、シャッター が閉鎖したときに漏煙を抑制する構造とし、その材料は不燃材料、準不燃材料又は難燃材料とする。 なお、座板にアルミニウムを使用する場合には、鋼板で覆う。
H27年度一級施工管理技士 【問題4】
防火区画に用いる防煙シャッターは、表面がフラットでガイドレール内での遮煙性を確保できるインターロッキング(オーバーラッピング)形のスラットが用いられる。また、まぐさには、シャッターが閉鎖したときに漏煙を抑制する構造で、不燃材料、準不燃材料又は難燃材料の遮煙機構を設けるほか、座板にアルミニウムを使用する場合には、鋼板で覆う。
H21年度一級施工管理技士 【問題4】
構造ガスケット構法によるガラスのはめ込みにおいて、ガラスの面(エッジ)クリアランスが大きくなるとガラスのかかり代が小さくなり、風圧を受けたときの構造ガスケットのリップのころびが大きくなるので、止水性の低下や、ガラスが外れたりガスケットがアンカー溝又は金属枠から外れたりするおそれがある。
H25年度一級施工管理技士 【問題4】
⑧ガラス工事
構造ガスケット構法によるガラスのはめ込みにおいて、ガラスの面(エッジ)クリアランスが大きくなるとガラスのかかり代が小さくなり、風圧を受けたときの構造ガスケットのリップのころびが大きくなるので、止水性の低下や、ガラスが外れたり、構造ガスケットがアンカー溝又は金属枠から外れたりするおそれがある。
H21年度一級施工管理技士 【問題4】
⑨塗装工事
塗装工事における研磨紙ずりは、素地の汚れやさび、下地に付着している塵埃を取り除いて素地や下地を粗面(平面)にし、かつ、次工程で適用する塗装材料の付着性を確保するための足掛かりをつくり、仕上がりを良くするために行う。 研磨紙ずりは、下層塗膜及びパテが十分乾燥した後に行い、塗膜を過度に研がないようにする。
H23年度一級施工管理技士 【問題4】
⑩内装工事(壁)
パテ処理には、パテしごき、パテかい、パテ付け材の種類がある。パテしごき(パテかい)は、面の状況に応じて、面のくぼみ、すき間、目違い等の部分を平滑にするためにパテを塗るものである。 また、パテ付けは、パテかいの後、表面が平滑になり、肌が一定になるようパテを全面に塗り付けるものである。
H27年度一級施工管理技士 【問題4】
せっこうボードのせっこう系直張り用接着材による直張り工法において、直張り用接着材は、2(1)時間程度で使いきれる量をたれない程度のかたさに水と練り合わせ、ボードの仕上がり面の高さの2倍程度の高さにダンゴ状に盛り上げる。ボードの張付けにおいては、ボード圧着の際、ボード下端と床面との間を 10 mm 程度浮かした状態で圧着し、さらに調整定規でたたきながら、所定の仕上げ面が得られるように張り付ける。
H25年度一級施工管理技士 【問題4】
内装工事において軽量鉄骨下地にせっこうボードを取り付ける場合、下地の裏面に 10 mm 以上の余長が得られる長さの
H21年度一級施工管理技士 【問題4】
ドリリングタッピンねじを用い、その留付け間隔は、天井では、ボードの周辺部 150 mm、中間部 200 mm、壁では、ボードの周辺部 200 mm、中間部 300 mm とする。また、留付け位置は、いずれもボードの周辺部では端部から 30 (10)mm 程度内側の位置とし、ねじ 3の頭がボードの表面より少しへこむように確実に締め込む。
⑪内装工事(床)
タイルカーペットをフリーアクセスフロア下地に張り付ける場合、床パネルの段違いやすき間を1mm 以下に調整した後、タイルカーペットを張り付ける。 タイルカーペットは、割付けを部屋の端(中)部から行い、粘着はく離形の接着剤を床パネルの全面に塗布し、適切なオープンタイムをとり、圧着しながら張り付ける。
H27年度一級施工管理技士 【問題4】
タイルカーペットを事務室用フリーアクセスフロア下地に施工する場合、床パネル相互間の段差とすき間を 1 mm 以下に調整した後、床パネルの目地とタイルカーペットの目地を 100 mm 程度ずらして割付けを行う。カーペットの張り付けは、粘着はく離形の接着剤をカーペット(下地)裏全面に塗布し、適切なオープンタイムをとり、圧着しながら行う。
H23年度一級施工管理技士 【問題4】
シーリング工事におけるバックアップ材は、特にワーキングジョイントに充填されるシーリング材の機能を十分に発揮させ、長期間の耐久性を維持するため、目地に装填する成型材料である。バックアップ材は、シーリング材を目地構成材と相対する2面のみに接着させて、長期間の繰返しムーブメントに対する追従性を確保するほか、シーリング材の目地幅(目地深さ)を確保する役割を担う。
H23年度一級施工管理技士 【問題4】
⑫外壁工事
ALC外壁パネルを横張りで取り付ける場合、通常、パネル積上げ段数7(5)段以下ごとにパネル質量を支持する自重受け鋼材を設ける。また、自重受け鋼材を設けた横目地には、伸縮目地を設ける。
H25年度一級施工管理技士 【問題4】
⑬外壁改修工事
コンクリート打放し仕上げ外壁のひび割れ部の改修における樹脂注入工法は、外壁のひび割れ幅が 0.2 mm 以上 1.0 mm 以下の場合に主に適用され、シール工法やUカットシール材充填工法に比べ耐久性が期待できる工法である。挙動のあるひび割れ部の注入に用いるエポキシ樹脂の種類は、軟質形とし、粘性による区分が高粘度(低粘度)形又は中粘度形とする。
H23年度一級施工管理技士 【問題4】