1級建築施工管理技士 実施試験の記述問3は、「躯体工事(記述式問題)」「躯体工事(正誤式問題)」二つのテーマがメインです。
繰り返し出題されています。
自身の建築工事の体験を工事概要に記述し、事例と行った理由を述べる形式です。
この記事では、
- 【1級建築施工管理技士:実地試験】問題4 出題・解答例 「躯体工事(記述式問題)」
- 【1級建築施工管理技士:実地試験】問題4 出題・解答例 「躯体工事(正誤式問題)」
の2つを紹介します。
また、1級建築施工管理技士 実施試験のまとめサイトも役に立つと思います。
以下から参照していただけると幸いです。
1.躯体工事(記述式問題)
2019年(令和元年) | 記述式 |
2018年(平成30年) | 正誤式 |
2017年(平成29年) | 記述式 |
2016年(平成28年) | 正誤式 |
2015年(平成27年) | 記述式 |
2014年(平成26年) | 正誤式 |
2013年(平成25年) | 記述式 |
2012年(平成24年) | 正誤式 |
2011年(平成23年) | 記述式 |
2010年(平成22年) | 正誤式 |
以上の過去問から予想すると2020年度は、
- 躯体工事・・・正誤問題8問
が出題されることでしょう。
「躯体工事」の記述式4問の過去問は、
- ①杭工事
- ②山留め工事
- ③鉄筋工事
- ④コンクリート工事
- ⑤型枠工事
- ⑥鉄骨工事
が基本になります。
①杭工事
場所内コンクリート杭の品質管理
「スライム処理」P.260
(6) スライム処理
(ア) スライムとは,孔内の崩落土,泥水中の土砂等が孔底に沈殿,沈積したものである。この上にコンクリートを打ち込むと,荷重がかかったときに杭が沈下するので,スライムの処理は重要である。
このほか,スライムは強度を含めたコンクリートの品質低下,杭の断面欠損及び支持力低下の原因となる。(イ) スライムの処理には,一次処理と二次処理がある。一次処理は掘削完了直後に行うスライム処理で,二次処理はコンクリート打込み直前に行うスライム処理である。各スライム処理方法の例を,図4.5.11に示す。
(ウ) アースドリル工法のスライム処理は, 一次処理として底ざらいバケットにより行う。バケットは杭径より10cm小さいものを用い,バケットの昇降によって孔壁が崩壊することのないよう緩やかに行う。
鉄筋かご建込みの際の孔壁の欠損によるスライムや建込み期間中に生じたスライムは, 二次処理としてコンクリート打込み直前に水中ポンプ方式等により除去する。(エ) リバース工法のスライム処理は,一次処理として掘削完了後ピットを孔底より若干引き上げて緩やかに空回しするとともに,孔内水を循環させて比重を下げ,鉄筋かごやトレミー管建込み期間中のスライム沈積量を少なくする。
二次処理は,コンクリート打込み直前にトレミー管とサクションポンプ等により孔底に沈積したスライムを除去する。(オ) オールケーシング工法のスライム処理は,一次処理として、ドライ掘削や孔内水位の低い場合は,掘りくずや沈殿物の量が少ないので,掘削完了後にハンマーグラブで静かに孔底処理(孔底のさらい)を行う。また,孔内水位が高く沈殿物の多い場合には,ハンマーグラブで孔底処理をしたのち,更に,スライムバケットによる処理を行う。
なお.コンクリート打込み直前までに沈殿物が多い場合には,二次処理として,水中ポンプ方式等によりスライムを除去する。
場所打ちコンクリート杭地業(アースドリル工法)において、スライム処理及び安定液に ついての施工上の留意事項を、それぞれ具体的に記述しなさい。
スライム処理及び安定液 | ① | 安定液の配合は、できるだけ低粘性・定比重にする。 |
② | 1次スライム処理は、沈殿バケットを使用する。 | |
③ | 安定液は地下水位より高い水位を確保する。 | |
④ | 2次スライム処理は水中ポンプで行う。 |
場所打ち杭工法では、現場に深い穴を掘って、その穴に鉄筋を立て込んでコンクリートを流し込み杭を作ります。 このアースドリル工法の機械として一般的なのが、アースドリル機です。他工法に比べ、機械装置が簡単・施工速度が速い・工事費が安いと言った特徴があり 高層ビル、ホテル、マンションの基礎の大半で使用されています。 このアースドリル工法で作られる杭にはさらに真直ぐな直杭と直杭の着底部を拡
場所打ちコンクリート杭地業(アースドリル工法)のコンクリートの打設における施工上の留意事項を、2 つ具体的に記述しなさい。ただし、コンクリートの調合に関する記述は除くものとする。
コンクリートの打設 |
① |
コンクリートの打設中、鉄筋籠の浮き上がりを防止する。 |
② |
トレミー管の中にはプランジャーを入れる。 |
|
③ |
トレミー管の先端は、コンクリートの中に常に2m以上挿入していること |
|
④ |
余盛の高さは、80cm以上とする。 |
【 杭頭処理の施工上の留意事項 】
・コンクリート打込みから 14日程度経過した後、 所定のコンクリートの強度の確保。
・はつり作業に際しては、 杭本体へのひび割れや損傷防止に留意し、 平らにはつり取り、所定の高さの確保
・設計図書に示された高さまで余盛り部分を除去しても、 杭頭コンクリートに不良部分が残る場合、不良部分を除去し、コンクリートを打ち直さなければならない。
場所打ちコンクリート杭工事における、杭頭処理
杭頭処理 |
① |
杭頭処理の際、鉄筋を傷付けないようにする。 |
② |
杭頭処理の施工は、杭のコンクリート打設後14日以上経過してから行う。 |
|
③ |
杭のコンクリートを傷つけないこと |
|
④ |
杭の斫り範囲と杭天端を確認する。 |
②山留め工事
- 矢板の厚みは3㎝上の物を使うのが原則
- 1-矢板とH鋼の隙間は基本的に2㎝以内が基本です。
2-裏側の隙間はには削った土を手などでしっかり詰め込みます。- 1-積み重ねは隙間が無いように確認して行う。
2-水平になっているか確認する。(水平になっていないと、外れる原因になります。)- 1-抜き板を施工する場合は、H鋼からの隙間を開けて施工するのか、隙間なく施工するのか元請けに確認しましょう。
(H鋼に対して型枠大工が矢板金物を取り付ける場合は必ず2~3㎝以上は隙間を開けて施工しなくてはいけません。)- 丸ノコは事故を起こす人に共通する特徴があります。切れなくなると無理に押してでも切ろうとする人です。その結果、跳ね返りの事故がおきます。電動丸ノコは刃が切れるほど事故は起きにくい工具です。使う場合は、常に替え刃を用意しておかなければいけません。
親杭横矢板工法における、横矢板の設置
横矢板の設置 | ① | 使用する横矢板の厚みは30mm以上のものを使用する。 |
② | 横矢板と親杭の隙間は基本的に2cm以内とする。 | |
③ | 横矢板を水平に設置する。 | |
④ | 横矢板の裏に入れる土は、隙間がないようにする。 |
③鉄筋工事
1)表の数最または配置は5~ 6階程度までのRC造を対称としている.
(2)梁・柱・基礎梁・壁および地下外壁のスペーサーは側面に限りプラスチック製でもよい.
(3)断熱材打込み時のバーサポートは支持荷重に対して,めり込まない程度の接触面積を持ったものとする.
(4)梁の上とは解説図5.14, 5.15のかんざしを指す.鉄筋のあき
鉄筋相互のあきは図8.3.5により,次の値のうち最大のもの以上とする。
ただし,機械式継手及び溶接継手の場合のあきは,特記による。
(1) 粗骨材の最大寸法の1.25倍
(2) 25mm
(3) 隣り合う鉄筋の平均径(8.3.1(b)によるd)の 1.5倍
鉄筋の重ね継手長さ表
鉄筋工事における、バーサポート又はスペーサーの設置
バーサポート又はスペーサーの設置 | ① | スラブのスペーサーは原則鋼製とする。 |
② | 後世のスペーサーは防錆処理を施したものを使用する。 | |
③ | 壁へのスペーサーは縦向きに使用する。 | |
④ | バーサポートは鉄筋の重さに耐えうる力であること。 |
鉄筋工事の鉄筋の組立てにおける施工上の留意事項を、2 つ具体的に記述しなさい。
ただし、鉄筋材料加工及びガス圧接に関する記述は除くものとする。
鉄筋の組み立て | ① | 適切な位置にスペーサーを入れる |
② | 鉄筋のあきは、呼び系の1.5倍、粗骨材の最大寸法の1.25倍、25mmの三つのうち一番大きい値を採用する。 | |
③ | 鉄筋の継ぎ手または交差部は直径0.8mm以上の鉄線で結束する。 | |
④ | 鉄筋の継ぎ手は同じ箇所で行わない。 |
④コンクリート工事
①コンクリートの温度上昇を制御する方法
・水和発熱の小さいセメントの使用
・混和材料の使用 ・単位セメント量の低減
・材料温度の低減
・コンクリートの打込み時期・時間
・打込み方法
・養生方法
②コンクリートの収縮ひずみを低減する方法
・熱膨張係数の小さい骨材の使用
・膨張材の使用
「引張応力を低減する方法」
・ひび割れ誘発目地の設置
・水和熱抑制型超遅延剤の使用乾燥収縮ひび割れの抑制対策を下記に示す。
①収縮を低減する
・単位水量の低減
良質な骨材の使用(粒形が良い、微粒分が少ない等) 良質なフライアッシュの使用(粒形が良い、未燃炭素含有量が少ない) 減水率の高い混和剤の使用(高性能 AE 減水剤など)
・弾性係数の大きい骨材の使用
・収縮低減剤の使用
・膨張材の使用
②収縮応力を低減する
・ひび割れ誘発目地の設置
③ひび割れ抵抗性を向上させる
・短繊維の使用(繊維補強コンクリート)沈みひび割れの抑制対策を下記に示す。
①単位水量を減らしブリーディングの少ないコンクリートとする。
②適切な速度でコンクリートを打込む(一般には 30 分当たり 1~1.5m 程度)。
③適切な時期(再振動によってコンクリートの締固めが可能な範囲でできるだけ遅い時期)に再振動を行う。
コンクリートのひび割れ防止のための、コンクリート打設方法又は打設後の養生方法
コンクリート打設方法又は打設後の養生方法 | ① | 棒形振動機を1箇所5~15秒、挿入間隔は60cm以内で使用する。 |
② | 水セメント比は65%以下とする。 | |
③ | 養生期間中に振動・衝撃を与えないこと。 | |
④ | コンクリートの横流しを禁止し、回し打ちとする。 |
普通コンクリートを用いる工事において、ひび割れを防止するためのコンクリートの調合上の留意事項を、2 つ具体的に記述しなさい。
コンクリートの調合 | ① | 単位水量を185kg /m3以下とし、水分量をできるだけ少なくすること。 |
② | 養生期間中に振動・衝撃を与えないこと。 | |
③ | 水セメント比は65%以下とする。 | |
④ | 細骨材率を小さくすること。 |
⑤型枠工事
「建築工事監理指針(令和元年版上巻) [ 国土交通省大臣官房官庁営繕部 ]」
P.428
(3) 床型枠用鋼製デッキプレート (フラットデッキ) について、(一社)公共建築協会では、「建築材料・設備機材等品質性能評価事業」 (1.4.4 (5)参照) の一環として、平成4年の建設省 「建設技術評価」に準じて技術評価の基準を定めて評価を行っている。
設計・施工に当たっては、「床型枠用鋼製デッキプレート (フラットデッキ) 設計施工指針 ・同解説」が参考になる。本設計施工指針では、平成18年版でフラットデッキの材料(鋼材)の機械的性質として引張強さを 295 N/mm2 以上 (平成16年版では 270 N/mm2以上) と改めている。これは、(一社) 日本建築学会「鋼構造設計規準」(2005)に準拠し、鋼材の降伏点又は耐力と引張強さの 70 %のうち小さい方の値をもって許容応力度を決定する場合の基準値とする趣旨を満足するようにしたためである。
フラットデッキの施工上の要点を次に示す。
(ア) 施工荷重によるたわみを考慮して、フラットデッキには 10 mm程度のキャンバー(むくり)が付いている。そのため、梁との隙聞からのろ漏れ等が生じないように施工する。
(イ) RC造・SRC 造の場合のフラットデッキと型枠の接合方法例を図 6.8.3 に示す。
フラットデッキは図中の横桟木で受けるため、横桟木で受けた荷重が縦械木で、支持できる型枠設計とする必要がある。(ウ) 鉄骨梁とフラットデッキの接合方法の例を図 6.8.4 に示す。
鉄骨梁継手部や柱取合い部はアングル又は F.B を溶接留めとし、その上に現場切断したフラットデッキを留め付ける。(エ) フラットデッキは衝撃に弱く、曲がったりへこんだり変形したりしやすい。そのため、敷設時にはめ込みにくいなどの手戻りが生じるので養生方法、揚重方法、吊り治具等に注意する。
(オ) 設備配管等の貫通口が規則的な場合又は集中している場合は、局部破壊の原因となるので、補強する必要がある。
なお、フラットデッキは、リブでコンクリート等の施工荷重を負担しているので、リブを切断する場合等は、デッキ受けを設け荷重を梁や型枠に確実に伝えるようにしなければならない。
図 6.8.3 型枠との接合方法 (RC・SRC造、スラブ厚300mm以下)
(床型枠用鋼製デッキプレート(フラットデッキ)設計施工指針・同解説より)
図 6.8.4 鉄骨梁との接合方法 (S造、スラブ厚 300mm以下)
鉄筋コンクリート造の型枠工事において、床型枠用鋼製デッキプレート(フラットデッキ プレート)の施工上の留意事項を、2つ具体的に記述しなさい。
床型枠用鋼製デッキプレート | ① | 敷込みの前にデッキプレートに曲がり・ねじれ・変形がある場合はまず矯正を行う。 |
② | 鉄骨建て方と同時にデッキプレートを各階に揚重しておく。 | |
③ | しきこみに先立って梁の上面を清掃し、水分やゴミを取り除く。 | |
④ | 所定のかかり代をとること。 |
- 型枠・支保工は必ず組立て図を作成し、それによって組立なければならない。
- 型枠の締付けはボルト又は棒鋼を使用する。重要な箇所に鉄線を用いない。
- とくに指定が無くとも面取りを行う。
- 型枠は正確な寸法と十分な強度を有するように組み立てるのはもちろんであるが、コンクリート重量によって生じる型枠の沈下量を推定し、その分の上げ越を行うとよい。
- 型枠内面には剥離剤を塗布する。これによってコンクリートの付着防止及び取り外しの容易さを確保する。
- コンクリートの打設前には検査・清掃を行い、打設中は監視をする。
- パイプサポートを支柱として用いるものにあっては、当該パイプサポートの部分 について次に定めるところによること。
- パイプサポートを3以上継いで用いないこと。 ・パイプサポートを継いで用いるときは、4以上のボルト又は専用の金具を用いて継ぐこと。
- 高さが 3.5 メートルを超えるときは、高さ2メートル以内ごとに水平つなぎを2方向に設けること
型枠工事における、柱又は梁型枠の加工・組立
柱又は梁型枠の加工・組立 | ① | 型枠は足場・遣り方等の仮設物と連結させないこと。 |
② | 加工・組み立ては施工図通りの寸法で行う。 | |
③ | 柱・梁型枠にはそう事項を設けて、掃除したゴミはそこから出すようにする | |
④ | 型枠パネルの内側からセパレーターを取り付け、外側からフォームタイと接続させる。 |
型枠工事において、支保工にパイプサポートを使用する場合の施工上の留意事項を、2つ具体的に記述しなさい。
ただし、パイプサポートに不良品はないものとする。
支保工パイプサポートを使用する | ① | 大梁の支柱の盛替えは行わない。 |
② | 支保工に使用するパイプサポートは3本以上に綱がない。 | |
③ | 支柱の盛変えは、逐次行うものとし、同時に多数の支柱については行わない。 | |
④ | 支柱の継手は、突合せ継手か差し込み継手とする。 |
型枠支保工の在置又は取外し
型枠支保工の在置又は取外し | ① | スラブ下の支保工は、コンクリートの設計基準強度の85%以上出たら外すことができる。 |
② | 梁下の支保工は、コンクリート強度の100%以上出たら外すことができる。 | |
③ | 支柱は型枠の在置期間を経過するまでは取り外さない。 | |
④ | 大梁の支柱の盛り返しは行わない。 |
⑥鉄骨工事
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溶接後は設計長さ±2mmである。
溶接部全数について行い、表4-1-①に示す基準を満たしていることを確認する。
(2)寸法検査
スタッド溶接後の仕上がり高さと傾きは表4-1-②に示す管理許容差以内であることを確認する。
限界許容差は、JASS6 鉄骨工事・付則6「鉄骨精度検査基準」により呼び長さ±2mm以下、傾き5度以下と決められているが、全数の頭付きスタッドは管理許容差以内であることが望ましい。(3)15度打撃曲げ試験
15度打撃曲げ試験は(1)の外観検査にてカラーの不揃いが認められる場合と、抜き取り検査で行うものとがあり、カラー高さが最も小さい点に最大引張力がかかる方向より曲げ、溶接部に有害な欠陥がないことを確認しなければならない。(写真4-1)
鉄骨工事において、梁上に頭付きスタッドをアークスタッド溶接する場合の施工上の留意事項を、2 つ具体的に記述しなさい。
アーススタッド溶接 | ① | 下向き姿勢で行う。 |
② | 打撃曲げ試験は、15度曲げをした後、溶接部に割れその他の欠陥が生じない場合はそのロットは合格とした。 | |
③ | 溶接箇所に錆等が発生しないようにすること。 | |
④ | 仕上がりの高さは、指定された寸法の±2mm以内、傾きは5°以内とする。 |
鉄骨の建方における、仮ボルトの締付け
仮ボルト | ① | エレクションピースに使用する仮ボルトは高力ボルト使用する。 |
② | 締め付け本数は、一群のボルトの数の1/3以上かつ2本以上。 | |
③ | 仮ボルトの組み立ては、ワイヤーロープ等で補強する。 | |
④ | 仮ボルトは、本接合のボルトと同軸系の普通ボルトを使用する。 |
①建入れ直し用ワイヤーを張り、レバーブロックまたはターンバックルで調整する
②柱の継手に付けた建入れ直し治具で調整する
鉄骨工事において建て入れ直しを行うときの留意事項を二つ具体的に記述しなさい。
建入れ直し | ① | 建方の進行とともに、できるだけ小区画に区切って行う。 |
② | 転倒防止用のワイヤロープを使用する場合、このワイヤロープを盾入れない直しに兼用しても良い。 | |
③ | ターンバックル付き筋交いを有する構造物においては、その筋交を用いて建て入れ直しを行っていけない。 | |
④ | 建て入れ直しに先立ち、ひずみを修正すること。 |
鉄骨工事における、トルシア形高力ボルトの締め付け
トルシア形高力ボルトの締め付け | ① | 締め付けは、1次締め、マーキング、本締めの状態で行う。 |
② | 締め付けに先立ち、ボルトの長さ、材質、ネジの寸法等が施工箇所に適している物か確認をする。 | |
③ | 一群のボルト締め付けは、郡の中央部から周辺に向かって行う。 | |
④ | 本締めの際は、ピンテールが破断するまで締付ける。 |
2.躯体工事(正誤式問題)
2019年(令和元年) | 記述式 |
2018年(平成30年) | 正誤式 |
2017年(平成29年) | 記述式 |
2016年(平成28年) | 正誤式 |
2015年(平成27年) | 記述式 |
2014年(平成26年) | 正誤式 |
2013年(平成25年) | 記述式 |
2012年(平成24年) | 正誤式 |
2011年(平成23年) | 記述式 |
2010年(平成22年) | 正誤式 |
以上の過去問から予想すると2020年度は、
- 躯体工事・・・正誤問題8問
が出題されることでしょう。
「躯体工事」の正誤問題8問を
- ①地盤調査
- ②地下排水工事
- ③山留工事
- ④杭工事
- ⑤土木工事
- ⑦仮設工事
- ⑧鉄筋工事
- ⑨コンクリート工事
- ⑩型枠工事
- ⑪鉄骨工事
- ⑫木工事
が基本になります。
①地盤調査
【特徴】
杭全長にケーシングチューブを使用しているので孔壁の崩壊がなく、確実な杭断面形状を確保しやすいです。
※留意点:
ケーシングチューブの引抜き困難・不能や、ケーシングチューブの引抜きに伴う鉄筋かごの共上りなどが生じる場合があります。【支持層の確認方法】
ハンマーグラブによってつかみ上げた支持層と判断できる土砂と、地盤調査での土質調査資料などと照合にて判断。
場所打ちコンクリート杭地業のオールケーシング工法(ハンマークラブ)において、掘削はドリリングバケットを用いて行い、
H26年度一級施工管理技士 【問題3】
1次スライム処理は、孔内水が多い場合には、沈殿バケットを用いて処理し、コンクリート打込み直前までに沈殿物が多い場合には2次スライム処理を行う。
平板載荷試験は、基礎を設置する深さまで掘削を行い、基礎に見立てた小さな鋼板(載荷板:直径30cmの円盤)を置いて実際の建物の重量に見合う荷重をかけて沈下量を測定し、地盤が安全に支持する力を判定する試験です。比較的短時間に地盤の支持力を直接的に測定できる利点がありますが、作業スペースがやや大きいことが短所です。
載荷装置は、ジャッキ、支柱、載荷ばりおよび反力装置(重機など)から構成され、載荷板に偏心荷重が加わらないように組立てます。
注意事項
- 試験で求められる支持特性は、載荷板の1.5~2.0倍(深さ45~60㎝程度)の範囲の地盤が対象となる。
- 載荷荷重、沈下量と載荷板の幅との比をまとめると、地盤が等方均質であれば、載荷板の大きさは試験結果の評価にはあまり影響を与えないことが判っている。
地盤の平板載荷試験は、地盤の変形及び支持力特性を調べるための試験である。試験は、直径20 (30)cm 以上の円形の鋼板にジャッキにより垂直荷重を与え、載荷圧力、載荷時間、沈下量を測定する。また、試験結果より求まる支持力特性は、載荷板直径の 1.5 〜 2.0 倍程度の深さの地盤が対象となる。
H22年度一級施工管理技士 【問題3】
②地下排水工事
ボイリング
主に砂質地盤で発生する現象で、遮水性の土留壁を用いた場合、水位差により上向きの浸透水が生じます。
この浸透水が土の有効土圧をこえると、沸騰したように水が沸上がり、掘削底面の土がせん断抵抗を失い急激に土留めの安定性が失われてしまいます。
地下水位が高い砂質地盤で発生する。
ヒービング
掘削底面付近に柔らかい粘土層がある場合、主として沖積粘土地盤で、含水比の高い粘土が厚く堆積する場合。
土留め背面の土の重量や土留めに近接した地表面での上載荷重により、掘削底面の隆起、土留め壁のはらみ周辺地盤の沈下が生じ最終的には土留めの崩壊に至る。
掘削底面が粘性土の時発生する。
盤ぶくれ
掘削底面下に、粘性土地盤や細粒分の多い細砂層のような難透水層があり、その難水層の下に被圧帯水層が存在する場合、盤ぶくれが発生する場合があります。
難水層に上向きの水圧が作用し、これが土の重さ以上になる場合は、掘削底面が浮上り、最終的には難水層が破られボイリング状の破壊に至ってしまいます。
山留壁の根入れ部にある粘性土の遮水層に水圧が加わる場合に発生する。
根切り工事において、掘削底面付近の砂質地盤に上向きの浸透流が生じ、この水の浸透力が
H26年度一級施工管理技士 【問題3】
砂の水中での有効重量より大きくなり、砂粒子が水中で浮遊する状態をクイックサンドという。
クイックサンドが発生し、沸騰したような状態でその付近の地盤が崩壊する現象をボイリング という。
掘削底面やその直下に難透水層があり、その下にある被圧地下水により掘削底面が持ち上がる
現象をヒービング(盤ぶくれ)という。
地下水処理工法におけるディープウェル工法やウェルポイント工法などの排水工法は、地下水の揚水によって水位を必要な位置まで低下させる工法であり、地下水位の低下量は、揚水量や地盤の透水性によって決まる。必要揚水量が非常に多い場合、対象とする帯水層が深い場合や帯水層が砂礫層である場合には、ウェルポイント(ウェルポイント)工法が採用される。
H24年度一級施工管理技士 【問題3】
③山留工事
山留め工事において、切梁にプレロードの導入をするときは、切梁交差部の締付けボルトを緩めた状態で行うので、切梁が蛇行しないようにずれ止めを設ける。上下に交差して切梁を架設した場合は、上段(下段)切梁からプレロードの導入を行うが、一度に両方向のずれ止めを取り付けると切梁の動きが拘束され、切梁が蛇行するなどの悪影響が起こるため、上下二度に分けて取り付ける必要がある。また、プレロードの導入に際し亜同一方向の切梁はなるべく同時に加圧する。
H20年度一級施工管理技士 【問題3】
④杭工事
アースドリル工法は、アースドリル機のクラウン(ケリーバー)の中心を杭心に正確に合わせ、機体を水平に据え付け、掘削孔が鉛直になるまでは慎重に掘削を行い、表層ケーシングを鉛直に立て込む。
H28度一級施工管理技士 【問題3】
一般に掘削孔壁の保護は、地盤表層部はケーシングによりケーシング下端以深は、
ベントナイトや CMC を主体とする安定液によりできるマッドケーキ(不透水膜)と水頭圧により保護する。
アースドリル工法は、アースドリル機のケリーバの先端に取り付けたオーガー(ドリリングバケット)を回転させることにより、杭孔を掘削する。
H24年度一級施工管理技士 【問題3】
一般に掘削孔壁の保護は、地盤表層部についてはケーシングにより、ケーシング下端以深は、ベントナイトやCMCを主体とする安定液によりできるマッドケーキ(不透水膜)と水頭圧により保護する。
場所打ちコンクリート杭地業のオールケーシング工法において、掘削はドリリングバケット(ハンマークラブ)を用いて行い、1次スライム処理は、孔内水が多い場合には、沈殿バケットを用いて処理し、コンクリート打込み直前までに沈殿物が多い場合には、2次スライム処理を行う。
H22年度一級施工管理技士 【問題3】
アースドリル工法における安定液は、ベントナイト、CMC、分散剤などからなり、分散剤は液の劣化を防ぎ、繰返し使用を可能にするものである。安定液の配合は、必要な造壁性・比重のもので、短時間に砂分を沈降させるため、できるだけ高粘性(低粘性)のものとするのがよい。なお、粘性はファンネル粘性で表されるが、その数字が大きいほど粘性は高くなる。
H20年度一級施工管理技士 【問題3】
⑤土木工事
根切りにおいて、床付け面を乱さないため、機械式掘削では、通常床付け面上 30〜50 cm のつめ
H28度一級施工管理技士 【問題3】
土を残して、残りを手掘りとするか、ショベルの刃を爪状(平状)のものに替えて掘削する。
床付け面を乱してしまった場合は、粘性土であれば礫や砂質土などの良質土に置換するか、
セメントや石灰などによる地盤改良を行う。
根切りにおいて、床付け面を乱さないため、機械式掘削では、通常床付け面上 30 〜 50 cm の土を残して、残りを手掘りとするか、ショベルの刃を平状のものに替えて掘削する。床付け面を乱してしまった場合は、礫や砂質土であれば水締め(転圧)で締め固め、粘性土の場合は、良質土に置換するか、セメントや石灰などによる地盤改良を行う。また、杭間地盤の掘り過ぎや掻き乱しは、杭の水平抵抗力に悪影響を与えるので行ってはならない。
H22年度一級施工管理技士 【問題3】
⑦仮設工事
作業場に通じる場所及び作業場内には、労働者が使用するための安全な通路を設け、かつ、 これを常時有効に保持しなければならない。通路で主要なものにはこれを保持するため通路であることを示す表示をしなければならない。屋内に設ける通路は用途に応じた幅を有し、通路面から高さ 1.8 m 以内に障害物を置いてはならない。機械間又はこれと他の設備との間に設ける通路については、幅 60 cm (80cm) 以上としなければならない。
H26年度一級施工管理技士 【問題3】
ラフテレーンクレーンと油圧トラッククレーンを比較した場合、狭所進入、狭隘地作業性に優れるのは、ラフテレーンクレーンである。 クローラクレーンのタワー式と直ブーム式を比較した場合、ブーム下のふところが大きく、より建物に接近して作業が可能なのは、直ブーム式(タワー式)である。 また、定置式のタワークレーンの水平式と起伏式を比較した場合、吊上げ荷重が大きく揚程が高くとれるのは、起伏式である。
H28度一級施工管理技士 【問題3】
ラフテレーンクレーンと油圧トラッククレーンを比較した場合、狭所進入、狭隘地作業性に優れるのは、
H24年度一級施工管理技士 【問題3】
ラフテレーンクレーンである。
また、クローラクレーンのタワー式と直ブーム式を比較した場合、ブーム下のふところが大きく、より建物に接近して作業が可能なのは、直ブーム式(タワー式)である。
定置式のタワークレーンの水平式と起伏式を比較した場合、吊上げ荷重が大きく、揚程が高くとれるのは、起伏式である。
⑧鉄筋工事
鉄筋のガス圧接を行う場合、圧接部の膨らみの直径は、主筋等の径の1.2 (1.4)倍以上とし、かつ、
H28度一級施工管理技士 【問題3】
その長さを主筋等の径の 1.1 倍以上とする。
また、圧接部の膨らみにおける圧接面のずれは、主筋等の径の 1/4 以下とし、かつ亜鉄筋中心軸の偏心量は、
主筋等の径の1/5 以下とする。
ガス圧接の技量資格種別において、手動ガス圧接については1種から4種まであり、2種、 3種、4種となるに従って、圧接作業可能な鉄筋径の範囲が大きくなる。技量資格種別が1種の圧接作業可能範囲は、異形鉄筋の場合は呼び名D32 (25)以下である。
H26年度一級施工管理技士 【問題3】
鉄筋のガス圧接を手動で行う場合、突き合わせた鉄筋の圧接端面間のすき間は5(2)mm 以下で、
H24年度一級施工管理技士 【問題3】
偏心、曲がりのないことを確認し、還元炎で圧接端面間のすき間が完全に閉じるまで加圧しながら加熱する。
圧接端面間のすき間が完全に閉じた後、鉄筋の軸方向に適切な圧力を加えながら中性炎により鉄筋の表面と中心部の温度差がなくなるように十分加熱する。このときの加熱範囲は、圧接面を中心に鉄筋径の2倍程度とする。
隣接する鉄筋の継手のずらし方において、ガス圧接継手とする場合は、隣り合う鉄筋のガス圧接部の位置を、300 (400)mm 以上となるようにずらす。また、重ね継手とする場合は、隣り合う重ね継手の中心位置を、重ね継手長さの約 0.5 倍ずらすか、1.5 倍以上ずらす。
H22年度一級施工管理技士 【問題3】
ガス圧接の技量資格種別において、手動ガス圧接については、1種から4種まであり、2種、3種、4種となるに従って、圧接作業可能な鉄筋径の範囲が大きくなる。技量資格種別が1種の圧接作業可能範囲は、異形鉄筋の場合は呼び名 D32(25) 以下である。
H22年度一級施工管理技士 【問題3】
⑨コンクリート工事
型枠の高さが4.5 m 以上の柱にコンクリートを打ち込む場合、たて形シュートや打込み用ホースを接続してコンクリートの分離を防止する。 たて形シュートを用いる場合、その投入口と排出口との水平方向の距離は、垂直方向の高さの約1/2以下とする。やむを得ず斜めシュートを使用する場合、その傾斜角度は水平に対して15 度以上(30度以上)とする。
H28度一級施工管理技士 【問題3】
コンクリート工事において、暑中コンクリートでは、レディミクストコンクリートの荷卸し時の
H26年度一級施工管理技士 【問題3】
コンクリート温度は、原則として 35°C以下とし、コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間は亜120(90) 分以内とする。打込み後の養生は、特に水分の急激な発散及び日射による温度上昇を防ぐよう、コンクリート表面への散水により常に湿潤に保つ。湿潤養生の開始時期は、コンクリート上面ではブリーディング水が消失した時点、せき板に接する面では脱型直後とする。
コンクリートポンプを用いてコンクリート打設を行う際、コンクリートポンプ1台当たりの1日の打込み量の上限は 250 m3 を目安とし、輸送管の大きさは圧送距離、圧送高さ亜コンクリートの圧送による品質への影響の程度などを考慮して決める。輸送管の径が大きいほど圧力損失が大きく(小さく)なる。
H26年度一級施工管理技士 【問題3】
コンクリートの圧送に先だちポンプ及び輸送管の内面の潤滑性の保持のため、水及びモルタルを圧送する。
先送りモルタルは打設するコンクリートと同等以上の強度を有するものとし、モルタルは型枠内に打ち込まないことを原則とする。
日本工業規格(JIS)のレディーミクストコンクリートの規格では、指定がない場合のレディーミクストコンクリートの塩化物含有量は亜荷卸し地点で、塩化物イオン量として 0.30 kg/m 3以下と規定されている。また、レディーミクストコンクリートに使用する砂利(砂)の塩化物量については、プレテンション方式のプレストレストコンクリート部材に用いる場合を除き、NaCl換算で 0.04 % 以下と規定されている。
H24年度一級施工管理技士 【問題3】
コンクリート打込みの際の自由落下高さが高すぎるとコンクリートが分離したりするおそれがあり、
H24年度一級施工管理技士 【問題3】
たて形シュートや打込み用ホースを接続してコンクリートの分離を防止する必要がある。
たて形シュートを使用する場合には、その投入口と排出口との水平方向の距離は亜垂直方向の
高さの約2(1/2)倍以下とする。
また、斜めシュートはコンクリートが分離しやすいが、やむを得ず斜めシュートを使用する 場合には、その傾斜角度を水平に対して 30 度以上とする。
日本工業規格(JIS)のレディーミクストコンクリートの規格では、指定がない場合のレディーミクストコンクリートの塩化物含有量は、荷卸し地点で、塩化物イオン量として 0.30 kg/m 3 以下とされている。また、レディーミクストコンクリートに使用する砂利(砂)の塩化物量については、プレテンション方式のプレストレストコンクリート部材に用いる場合を除き、NaCl 換算で0.04 % 以下と規定されている。
H22年度一級施工管理技士 【問題3】
フレッシュコンクリートのスランプ試験は、高さ300 mmの金属製スランプコーンを用いて行い、
H20年度一級施工管理技士 【問題3】
試料をほぼ等しい量の2(3)層に分けて詰め、各層ごとに、突き棒で均した後、25回一様に突く。
この割合で突いて材料の分離を生ずるおそれのあるときは、分離を生じない程度に突き数を減らす。
⑩型枠工事
型枠に作用するコンクリートの側圧に影響する要因として、コンクリートの打込み速さ、比重、打込み高さ、柱や壁などの部位等があり、打込み速さが速ければコンクリートヘッドが大きくなって、最大側圧が大となる。
H28度一級施工管理技士 【問題3】
また、せき板材質の透水性又は漏水性が大きい(小さい)と最大側圧は小となり、打ち込んだコンクリートと
型枠表面との摩擦係数が大きいほど、液体圧に近くなり最大側圧は大となる。
型枠組立てにあたって、締付け時に丸セパレーターとせき板の角度が大きくなると丸セパレーターの破断強度が大幅に低下するので、できるだけ垂直に近くなるように取り付ける。
H26年度一級施工管理技士 【問題3】
締付け金物は、締付け不足でも締付けすぎても不具合が生じるので、適正に使用することが
重要である。締付け金物を締付けすぎると、せき板が内側に変形する。
締付け金物の締付けすぎへの対策として、内端太(縦端太)を締付けボルトとできるだけ離して(近接させて)締付ける等の方法がある。
型枠に作用するコンクリートの側圧において、比較的軟らかいコンクリートをコンクリートポンプで急速に打ち上げる場合、打込み速さが速ければ、コンクリートヘッドが大きくなって、最大側圧が大となる。また、コンクリートが軟らかければ、コンクリートの内部摩擦角が小さくなり、液体圧に近くなり側圧は大となる。同じ軟らかさの普通コンクリートと軽量コンクリートを同じ打込み速度で打設した場合の側圧は、軽量コンクリートの方が大きい(小さい)。
H22年度一級施工管理技士 【問題3】
型枠工事における型枠支保工で、鋼管枠を支柱として用いるものにあっては、鋼管枠と鋼管枠との間に交差筋かいを設け、
H20年度一級施工管理技士 【問題3】
支柱の脚部の滑動を防止するための措置として支柱の脚部の固定、根がらみの取付けなどを行う。また、パイプサポートを支柱として用いるものにあっては、支柱の高さが 4.5 (3.0)m を超えるときは、高さ2m以内ごとに水平つなぎを2方向に設けなければならない。
⑪鉄骨工事
鉄骨工事におけるスタッド溶接部の15°打撃曲げ検査は、150本(100本)又は主要部材個に溶接した。
H28度一級施工管理技士 【問題3】
本数のいずれか少ない方を1ロットとし、ロットにつき1本行う。 検査の結果亜不合格になった場合は同一ロットからさらに&本のスタッドを検査し亜&本とも 合格の場合はそのロットを合格とする。
トルシア形高力ボルトの締付け完了後の検査は、すべてのボルトについてピンテールが破断されていることを確認し、
H28度一級施工管理技士 【問題3】
1次締付け後に付したマークのずれを調べる。
ナット回転量に著しいばらつきが認められる群については、そのボルト一群のすべてのボルトのナット回転量を測定し、
平均回転角度を算出し、ナット回転量が平均回転角度±45(±30) 度の範囲のものを合格とする。
鉄骨の現場溶接作業において、防風対策は特に配慮しなければならない事項である。アーク熱 によって溶かされた溶融金属は大気中の酸素や窒素が混入しやすく、凝固するまで適切な方法で外気から遮断する必要がある。このとき遮断材料として作用するものが、ガスシールドアーク溶接の場合シールドガスである。しかし、風の影響によりシールドガスに乱れが生じると、
H26年度一級施工管理技士 【問題3】
溶融金属の保護が不完全になりアンダーカット(ブローホール)などの欠陥が生じてしまう。また、溶融金属中への窒素の混入は、溶融金属の破壊靭性を低下させる。
鉄骨工事におけるスタッド溶接部の 15°打撃曲げ検査は、150 (100)本又は主要部材1個ごとに溶接した本数のいずれか少ない方を1ロットとし、1ロットにつき1本行う。
H26年度一級施工管理技士 【問題3】
検査の結果不合格になった場合は、同一ロットから更に2本のスタッドを検査し、2本とも合格の場合は、そのロットを合格とする。ただし、これら2本のスタッドのうち1本以上が不合格となった場合は、そのロット全数について検査する。
トルシア形高力ボルトの締付け完了後の検査は、すべてのボルトについてピンテールが破断していることを確認する。
H26年度一級施工管理技士 【問題3】
1次締付け後に付したマークのずれにより、ナット回転量に著しいばらつきの認められる群については、その一群のすべてのボルトのナット回転量を測定し、平均回転角度を算出する。この結果亜平均回転角度± 45(30) 度の範囲のものを合格とする。 3
鉄骨工事現場で用いられる主な溶接法には、被覆アーク溶接、ガスシールドアーク溶接、セルフシールドアーク溶接がある。それらを比較した場合、被覆アーク溶接は全姿勢溶接が可能であり、ガスシールドアーク溶接は作業能率が最もよい。また、ガスシールドアーク溶接は、セルフシールドアーク溶接と比較して風に対して強い(弱い)。
H22年度一級施工管理技士 【問題3】
⑫木工事
木構造の在来軸組構法において、土台を締め付けるためのアンカーボルトは、隅亜土台切れ及び土台継手際を押さえ、柱、間柱、土台継手の位置を避け、間隔 3.6(2.7) m以内に埋め込む。継手付近の場合は、押さえ勝手に上木を締め付ける。また、柱上部に 30 mm×90 mm 以上の筋かいが取り付く場合は、筋かいが取り付く柱心より 200 mm 内外に埋め込む。
H20年度一級施工管理技士 【問題3】